失敗しない剪定バサミの選び方:替刃コストと刃形で決める

失敗しない剪定バサミの選び方:買換え頻度と刃形で決める

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先に結論:切れ味=刃形×メンテ総コスト=買換え頻度
硬い枝や枯れ枝が多いならアンビル、生木細枝中心ならバイパス。最後は買換え頻度で決めよう。

刃形の違い(まずはここ)

バイパス(両刃・はさみ式)

  • 生木細枝の切り口がきれい。細かい作業に◎
  • 厚い・太い・硬い枝や枯れ枝はやや苦手
  • 芽切鋏として、草花などの剪定に向いている

アンビル(片刃・押し切り)

  • 枯れ枝や硬めの枝に強い。力が逃げにくい
  • 生木はつぶれやすいことがある(刃当て面に当たるため)

家庭の庭木で生木を整える用途が中心ならまずはバイパスを基準に。

買換え頻度で最終判断

長く使うほど買換え頻度が効いてくる。
※買換え頻度は、使用頻度使用方法により大きく異なる。
目安式:
年間コスト = 替刃価格 ×(1年あたり買換え回数) + 研ぎ/潤滑費(少額)

モデル刃形価格(円)交換頻度(回/年)年間コスト(円)用途メモ
岡恒 芽切鋏 No.304バイパス1000円くらい1/2くらい500円細枝中心
岡恒 剪定鋏 No.101 180mmアンビル3000円くらい1/3くらい1000円くらい硬め/枯れ枝
KUROCO 芽切鋏 No.1021  ショートハンドルバイパス7000円くらい1/2くらい14350円くらい2小回り重視
高級鋏

研げば鋏は小さくなっていく。素人では、自分で研ぐのはコストなる。

手のサイズ・握りやすさ

  • グリップサイズ:手が小さめなら小型(全長18cm前後)
  • 開口調整:開きすぎると疲れる。2段階調整があると楽
  • ロック位置:片手でON/OFFできるか

実際の選び方(フローチャート)

  1. 用途:生木細枝中心 → バイパス/枯れ枝、太枝多め → アンビル
  2. 太さ:最大で切る枝径(例:15mmまで)を満たすか
  3. 替刃コスト:上の式でざっくり比較
  4. 手サイズ:握りやすさ・重量で最終決定

メンテの最小ルーティン(10分)

1) 乾拭き → 2) 汚れが強い日は合成洗剤(ヤニピカ) → 3) 拭き取り → 4) 椿オイルを塗る
切れ味が落ちたら砥石で軽く当てる。欠けたら買換えが早い。

次に読む

  • 内部リンク:「剪定バサミの替刃交換&研ぎのやり方(準備中)」 → /pruning-blade-maintenance/
  • カテゴリ:剪定・ガーデンの一覧/category/pruning/
  1. 研ぎ直し1700円程度 ↩︎
  2. 買換えではなく、研ぎ直して使用するため、年々コストが下がる ↩︎